安全情報

令和4年1月27日

12歳未満の子どもの予防接種(ジフテリア及び麻しん)について

 シンガポールでは2019年2月1日から、12歳未満の外国人が長期滞在のため家族帯同パス(Dependant’s Pass)、長期滞在パス(Long Term Visit Pass)、学生パス(Student’s Pass)を取得しようとする場合には、シンガポールの要件に従いジフテリア及び麻しん予防接種を済ませている必要があり、その確認のため当局(シンガポール健康増進庁、Health Promotion Board)に予防接種履歴(英文)等を提出し予防接種確認証(Verification of Vaccination)を取得する必要があります。予防接種履歴が要件を満たさない場合や予防接種確認証がない場合、滞在パスの申請ができません。

 なお、日本の標準的なスケジュールでこれらの予防接種を受けるだけでは、シンガポールにおける要件を満たさない可能性があります。予防接種履歴(母子手帳)等をご確認の上、追加で必要な予防接種については渡航医学専門医へご相談ください
 

予防接種確認証が発行されるまでに1ヶ月程度(申請が集中する時期には2ヶ月程度)かかる場合があり、その間滞在パスの取得申請ができませんので、余裕をもって手続を進めていただくことをお勧めします。

 
【シンガポールに渡航する子どもの予防接種要件】
(1)ジフテリア:
・生後6週以上4か月までに1回目、6か月までに2回目、12か月までに3回目の接種を終えていること。これらの接種間隔は4週間以上空いていること。
・10歳までに4回目、12歳までに5回目の接種を終えていること。これらのブースター接種は、それぞれその前の接種から6月以上空いて行われていること。
   
(2)麻しん:
・生後12か月以上で1回目、生後15か月以上で2回目の予防接種を終えていること。2回目の接種は1回目の接種から4週間以上空けて行われていること。


(参考:日本の接種スケジュール)
(1)ジフテリア(3種~5種混合ワクチン)
初回接種は生後3~12か月(5種混合ワクチンの場合は生後3~7か月)の期間に20~56日の間隔で3回、ブースター接種は3回目の接種を行ってから6か月以上の間隔をおいて1回(4回目)の接種を行うこととされています。
(2)麻しん
1歳に到達してから1回目、5~7歳の期間に2回目の接種を行うこととされています。

【シンガポール健康増進庁(HPB:Health Promotion Board)ウェブサイト】
予防接種確認証(Verification of Vaccination)の取得手続
https://www.nir.hpb.gov.sg/fcine/#/navpage/home

予防接種のスケジュール
https://www.nir.hpb.gov.sg/nirp/eservices/immunisationSchedule

Q&A
https://www.nir.hpb.gov.sg/fcine/#/navpage/faq