日本外交 : 小堀宗実遠州流茶道家元に対する外務大臣表彰について

令和元年7月18日

小堀宗実遠州流茶道家元に対する外務大臣表彰について

1.令和元年度外務大臣表彰式にて、遠州茶道宗家13世家元小堀宗実氏が外務大臣表彰されることとなりました。同氏への表彰は、シンガポール国立大学と遠州流との約30年にわたる交流を通じ、日シンガポール間の茶道分野での日本理解促進に貢献した功績によるものです。

2.1989年4月、在シンガポール日本大使公邸の落成を記念して開催された「日本文化祭」に、政府代表使節団として遠州流茶道(当時小堀宗慶家元)が参加。リー・クァンユー首相(当時)をはじめ政府要人も参加した祭り事業に於いて、 両国の親善・交流に貢献したことが、遠州流茶道のシンガポールでの活動の始まりです。

3.1989年10月には、シンガポール国立大学の招請により、同大学日本 研究学科に遠州流茶道教室を開講。その後、遠州流茶道は、1990 年8月以降、毎年(年3回:主に3、8、12月)講師を派遣し、約30年、学生の 茶道指導にあたっています。小堀宗実家元も、当初より遠州流茶道国際部長(当時副家元)としてシンガポールに来訪、毎年8月に現地指導を行い、シンガポールにおける茶道の認知度の拡大に大きく貢献しました。

4.外務大臣表彰は、我が国と諸外国との友好、親善関係の増進に大きな役割を果たしている個人または団体に対し、その功績をたたえるためのものです。昭和59年にこの表彰が開始されて以来、この外務大臣表彰を受けたシンガポール関係者・団体は今回の小掘宗実氏含め18個人・団体となっております。

5.同氏に対する外務大臣表彰式は、7月23日に飯倉会館にて行なわれる予定です。