対シンガポール共和国へのタミフル等引き渡し式について

 
  1. 日本政府は、今般、新型インフルエンザ対策に努めるASEAN各国を支援するため、50万人分の抗インフルエンザ薬のタミフルR及び約35万人相当分の防護用品(検査キット、マスク、防護服、グローブなど)をASEAN各国に提供することとし、このうちシンガポール共和国に対しては、3,960人分のタミフルと3万5千人分の防護用品を提供することにしました。これらは、9月16日午後2時半より、保健省において、我が方山中誠大使から先方ヨン・インアイ保健省次官に対して引き渡しされる予定です


2.新型インフルエンザの拡散防止は、東アジア全体の課題であり、日本はWHOとも緊密に協力しつつ、「日本ASEAN統合基金(JAIF)」を活用し、2006年夏、新型インフルエンザ発生の際に一括投入される50万人分のタミフル及び70万人相当分の防護用品をシンガポールに備蓄しました。今回は、これに加え、ASEAN側の要請に応えて、新たに総数50万人分のタミフルをASEAN各国に追加配布支援するもので、本日シンガポールに供与されたタミフルはその一部です。防護用品については、シンガポールに備蓄されている70万人相当分の半分を均等割にしてシンガポールを含むASEAN各国に対して事前に配布するものです。


3. 今回のタミフル等の供与により、シンガポールにおける迅速封じ込めによる新型インフルエンザ対策が一層強化されることが期待されます。