「交流最前線への寄稿(チエン・クンさん)」

 
掲載:2010年8月



3月19日の週末に私はシンガポールに来ている日本の大学生とシンガポール国立大学(NUS)の学生とのディスカッションやキャンプを体験するJENESYS週末交流プログラムに参加しました。


交流プログラムは非常に楽しく、お互いに交流を深めることができました。私たちはシンガポールと日本の教育制度に関する私たちの関心や意見を議論しあいました。両国の学生とも、すべての学生の関心を満たすことのできるような、よりフレキシブルな教育制度があればよいとう意見でしたが、これは非常に難しいであろうという意見も一致していました。私たちはまた、就職活動や人生において何を最も重視するのか、またもしチャンスがあればどのようなことを成し遂げたいかについてもディスカッションをしたり、プレゼンテーションを行いました。このような活動は、日本とシンガポールの学生の類似点や相違点に気づくための、よい機会であったと思います。


ディスカッションの他には、文化交流セッションを行いました。私は茶道のお道具を用いた本当の日本のお茶(抹茶)を飲むのは初めてでした。この経験を通じて私は、茶道とは単に客人と会いお茶を飲むだけのものではなく、自らの内面を育てるものであるということに気がつきました。



私たちは、日本の大学生が披露したソーラン節のパフォーマンスも楽しみました。ソーラン節は活力と仕事への情熱に溢れており、見ている者にも元気を与えてくれました。私たちは音楽に合わせて“ソーラン、ソーラン”と叫びました。その後、私たちは簡略化された相撲のデモンストレーションも見ました。日本人の男子学生は短いズボンだけをはき、相撲取りのような出で立ちでした!彼が相撲取りのように怒ったような表情をつくった時は、とても面白かったです。



日本文化の他に、私たちシンガポール人学生もゲームを通じてシンガポール文化を紹介しました。子供の頃にするゲームですが、とても楽しかったです。私たちは子供の頃に戻ったようにゲームを楽しみ、日本人の学生がチャプテやホプスコッチ、ファイブ・ストーンに挑戦している姿を見ました。男子学生はチャプテをする時、どうしてもサッカーボールを蹴るかのようになってしまいました。




日曜日、私はついにカヤック(ボート漕ぎ)に出かけました。とても疲れましたが(参加者全員、筋肉がついたと思います)お互いを追い越したり、他の人のボートにつかまって自分の代わりにボートを漕いでもらったりしながら、とても楽しい時間を過ごしました!ある日本人の学生は、バランスを失って川の中に落ちてしまいました!私はその時の光景が忘れられません。他の人も忘れないと思います。



この短いけれども思い出深いプログラムを通じ、私たちは異なる文化をもつ新しい友人をつくっただけではなく、お互いの文化をよく知り合うことができました。私たちはおいしいご飯を一緒に分け合ったり、お互いに助け合いながら楽しい時間を過ごした時のことを忘れません。私は、また近いうちにこれら日本の友人に会いたいと思います。また、今後も日本とシンガポールの学生のためのこのようなプログラムがあるといいと思います。