「鹿児島ホームステイ・レポート − こたつの話」

 
掲載:2009年2月10日


私が初めてこたつの温かさを楽しんだのは、鹿児島でのことだった。ひどく寒い日の朝、こたつに足を入れたときの温かさといったら、世界一の気分です。温かくて、心地のよい感じのせいで、こたつから出られなくなってしまう!私は鹿児島と鹿児島の人々は、まるでこたつのように温かくて、こたつのように去りがたいところだと思います!


アマンダ(「日本語スピーチコンテスト2008」高等学府の部の優勝者。ナタリーさんと一緒に鹿児島でのホームステイを体験した。)と私が鹿児島に到着した時、私たちは、ホストファミリーがどんな人達なのだろうか、そして鹿児島とはどんなところなのだろうと思っていました。そして、私たちはここでどんな経験をするのだろうかと考えていました。


鹿児島に行く前、インターネットで検索して知リ得た鹿児島とは、桜島を背景に気候が穏やかな場所で、黒豚のようにおいしい食べ物や温泉がある、すばらしいところだということでした。でも人々の温かさや人懐こさについて書かれたものはありませんでした。私たちのホストファミリーの名前や家族の数は、事前にいただいていたメールに書かれていたとおりでした。


私たちは空港で鹿児島県の職員でいらっしゃる内山さんとシンガポールからJETプログラムに参加して国際交流員として活躍しているシンジュエンさんと落ち合い、篤姫博物館や鹿児島水族館に行く前に、鹿児島県庁国際課の課長と補佐に挨拶をしました。道中、私たちはとても楽しい時間を過ごしました。私の日本語は上手ではないのですが、課長や同じくシンガポール人であるシンジュエンさんをはじめとする皆さんが、私の話そうとすることに熱心に耳を傾けてくれたので、打ち解けることができました。


夕方、ついにホストファミリーに会うことができました。それは、とても特別な「偶然の出会い」のようでした。なぜなら、ホストファミリーののりちゃんも私と同じように着物が大好きで、家には3人の娘さんがおり、そしてラブラドル犬を飼っていたからです。


私がのりちゃんたちとともに過ごしたこの大切な数日間は、これからもずっと私の心の中の宝物になると思います。彼女たちは私にとても親切にしてくれましたし、3日間のホームステイ期間中、桜島や天文館へのショッピング、お正月用の手製の餅をみるためにスーパーマーケットにも連れて行ってくれ、さらには奄美の里で織られ染色された大島紬も見せてくれました。私たちは、おいしいものもたくさん食べました。日本風の朝食、日本風のマクドナルド、しゃぶしゃぶ、つきたての餅とぜんざい。それは私にとって忘れがたい経験になりました。本当に恵まれた経験で、心から感謝したいと思います。


私は鹿児島の景色も含めて、鹿児島が大好きになりました。鹿児島のすばらしい歴史、そしてその人々。今回出会えなかった人々の温かさ、4日間という短い滞在では行くことのできなかった数々の場所、鹿児島のもつその他の魅力。これらを見るために、私はまたこの大好きな場所を訪れるでしょう。