マラリアの国内集団感染が疑われる事例の発生について
(シンガポール保健省発表)

  1. 6月7日、シンガポール保健省(Ministry of Health)はマラリアの国内集団感染が疑われる二つの事例が発生したとのプレスリリースを発出しました。


  2. 第一の事例は、ジュロン島(Jurong Island)で発生した事例です。5月3日から同月25日にかけて、外国人労働者5名が集団感染した模様です。第二の事例は、スンゲイ・カドゥット(Sungei Kadut)及びマンダイ(Mandai)地区で発生した事例です。5月16日から同月30日にかけて、外国人労働者9名とシンガポール人1名が集団感染した模様です。


  3. シンガポールでは1982年以降、マラリアの国内感染は報告されていません。毎年、100~300人のマラリア患者が発生していますが、いずれもシンガポール国外から持ち込まれたものです。保健省は感染ルートを特定するとともに、蚊に刺されない等の予防措置を呼びかけています。


マラリアに関しては以下をご参照下さい。


国立感染症研究所感染症情報センターマラリアウェブ
http://idsc.nih.go.jp/disease/malaria/malariaweb/index.html


シンガポール保健省(Ministry of Health)
http://www.moh.gov.sg/