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JENESYS 「東北親善大使答礼訪問プログラム」に参加して(レポート) 関美菜子、岩渕静佳、岩渕美佳、菊地敏実、木村真依、佐々木沙織、佐々木里菜、目黒亜季
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2012年7月2日〜8日、私たち東北からの大学生8名は、生涯忘れることのできないような1週間をシンガポールで過ごしました。今回の訪問は、2011年3月11日に発生した東日本大震災に対する支援の一環として2011年夏、シンガポールの大学生100名が「シンガポール東北親善大使」として東北を訪問したことをきっかけとして、多くの方のご協力のおかげで実現したものです。シンガポールの学生たちの帰国もFacebookや手紙のやりとりなどを通じて交流は続いていたものの、今回のように、私たち東北の学生が直接シンガポールを訪問する機会がこんなにも早く来るとは想像もしていませんでした。それだけに、シンガポールで友人たちと再会したときの感動は忘れられません。
![]() 今回、私たち8名全員が初のシンガポール訪問ということもあり、シンガポールでの日々はすべてが新鮮で刺激あふれるものでした。ユニークなデザインの建物の並ぶ整然とした市街地、マリーナベイサンズ、セントーサ島をはじめとするすみずみまで手の行き届いた観光地などに目を見張り、モスクや教会、寺院、ショッピングモールの中に設けられたムスリムの方のための礼拝用の小部屋、ベジタリアンコーナーやハラルコーナーのある大学の食堂など、多くの民族、宗教、言語、文化がシンガポールという小さな国の中で平和的に共存していることに驚き、男性に2年間義務付けられる兵役や家庭でのメイド雇用といった日本ではそれほど一般的ではない制度・習慣に戸惑い、そして何よりもシンガポールで出会った人々の温かさに感動を覚えました。 ![]() ![]() |
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訪問前から、下調べ等を通し、シンガポールが国として観光に力を入れていること、テロに対する危機感が強いこと、外国人が多いが故に国民が就職難を経験することもあることなどは知っていましたが、実際にシンガポールを訪れ、現地の学生や出会った人々からそうした話を聞くことで、そうしたことのひとつひとつをより身近に考えることができるようになったことも大きな収穫です。 ![]() シンガポールと日本には、多くの相違点があります。だからこそ互いから様々なことを学び取ることができるのだとも思います。今回の訪問を通し、私たちは、シンガポールという国や人々の柔軟性、日本とは違う魅力を持つシンガポールの観光とその発展、急速な経済発展の背後にある人びとの努力などを学ぶことができました。また、たくさんのかけがえのない友人に出会い、決して忘れることのできないすばらしい日々を過ごすことができました。今回得られた経験を活かし、日本・東北の復興に力を注ぐとともに、シンガポールの人々とのあいだに生まれた縁を大事にしていきたいと思います。そして、上の世代の方々の努力が今回の震災への支援につながったと同じように、いつの日か、わたしたちのしたことが、次世代にしっかりとつながっていくことを願っています。 ![]() |