遠州流茶道シンガポール国立大学開講20周年記念行事


 
  遠州流茶道がシンガポール国立大学茶道部で指導を始めて20周年を迎えることを記念し、日本から来星した遠州流茶道一行と茶道部の学生及び同窓生によるイベントが開催されました。


8月27日(金)には、遠州茶道宗家13世家元である小堀宗実氏による講演会「茶道:遠州流の綺麗さび」が、シンガポール国立大学構内の同窓会館にて、約250名の聴講者を迎えて開催されました。講演及びデモンストレーションの後には呈茶が行われ、皆、遠州流茶道の世界を楽しみました。





8月28日(土)には、遠州流茶道体験茶会がJCCにて5回開催され、約280名の参加者及び観客を迎えました。皆、デモンストレーション及び呈茶を楽しみながら、茶道部学生からお茶の作法等について学びました。


13世家元による「茶道子ども塾」では、食べ物や作り手に対する感謝の心、同席する者に対する気遣い、順番待ちを我慢すること、そのような気持ちを言葉に表すことの大切さなどが伝えられました。子どもたちは、茶会中に使う日本語の挨拶、例えば「お先に失礼します」「ごちそうさまでした」を覚えました。