21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム(JSPP21) 2007年度研修コースについて

 
  2007年度の「21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム」(Japan-Singapore Partnership Programme for the 21st Century: JSPP21)では、国際協力機構(JICA)とシンガポール外務省技術協力局により、以下を含む22コースの研修が実施される予定となっています(全予定については別表参照)。
  1. 不拡散有効化のための関税管理(実施時期未定、於:シンガポール出入国管理・登録局): 昨年度から開催。税関における輸出入禁止物資の水際での取締りについての知識の向上を図り、各国間での情報を共有するコース。

  2. 感染症防止のための能力開発(9月10−14日、於:感染症センター): 昨年度から開催。鳥インフルエンザなど感染症のパンデミックが起こった際の患者隔離等について、シンガポールでのSARSの経験を活かした研修。

  3. 交番システム(10月23−31日、於:シンガポール警察): 今年度で13回目の開催。今年もイラク、アフガニスタン、レバノンへ参加呼びかけを行う。日本人講師派遣予定。

  4. マラッカ・シンガポール海峡における航路標識(2008年1月8−21日、於:シンガポール港湾庁): 今年度で5回目の開催。日本人講師派遣予定。
    *JSPP21=「21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム」
    (日本とシンガポールが共同で実施する第3国に対する経済協力)
    JSPPは、被援助国を卒業しつつあったシンガポールが日本と協力し、近隣のアジア・太平洋諸国の開発途上国の研修生をシンガポールで研修させる技術協力の枠組みとして発足(1994年)。第三国研修を中心とした事業を実施してきた日本シンガポール・パートナーシップ・プログラムは、その後JSPP21として、費用を折半とする対等な制度へと変更され(1997年)、さらにその後、新たなMOUを締結し(2001年)、終了期限を特定することなく延長された。これまでシンガポール及び研修対象国において、毎年17〜24コース前後の研修事業を実施。1994年の開始から187コース、74の国・地域、約3100人の研修生に対する研修を行ってきた(2007年7月末現在)。
    2007年度 JSPP21共同研修計画書