
新年明けましておめでとうございます。
昨年10月に着任致しましたので、私にとってはシンガポールで迎える初めての新年になります。
2006年に外交関係樹立40周年を迎えた日本とシンガポールは、経済のみならず、政治、社会・文化など幅広い分野で協力関係を深めるとともに、アジア全域やグローバルな課題についても緊密に連携しています。昨年には、3月にリー・シェンロン首相が日本を公式訪問され、また11月には福田総理が就任後アジア初の訪問先として当地に来訪され、活発なアジア外交を展開されました。この両国首脳の相互訪問を通じて、両国間の経済連携協定改正議定書が発効(9月)し、日ASEAN包括的経済連携協定交渉も妥結(11月)に至りました。
地球温暖化問題では、東アジア首脳会議において「シンガポール宣言」が採択され、その後のバリ会議を経て今後の国際社会の取組みにつながる成果をもたらしました。我が国は、今年7月の北海道洞爺湖サミットなどを通じて、「持続可能社会」の実現に向けて積極的に貢献していく所存です。
このように本年は東アジア経済の一層の統合や環境問題への取組などで進展が見られるでしょうが、大使館としても、日・シンガポール関係の一層の強化に向けて、引き続き全力で取り組んでいく所存ですので、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
最後に、皆様のご健康と一層のご発展を心よりお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。
駐シンガポール大使 山中 誠
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